ニキビ治療に使用される漢方薬

ニキビ治療には様々な手法が存在します。その中でも最も行われる治療法は抗生物質による治療です。ニキビの原因はアクネ菌とよばれる細菌なので、その最近を抗生物質で死滅させることによってニキビが改善するというものです。

ニキビ治療に使用される抗生物質はダラシン、アクアチムなどの塗り薬の他、テトラサイクリン系抗生物質やマクロライド系抗生物質の内服薬が使用されます。
塗り薬

塗り薬は特に問題となることはありませんが、内服薬には耐性菌の出現、腸内細菌の死滅による腸内環境の崩壊と下痢などといった悪影響が考えられます。このような問題点を解消してくれるのが漢方薬のニキビ治療薬です。漢方薬は天然由来成分であるため作用はマイルドで副作用が出にくいのが特徴です。

ニキビ治療に使用される漢方薬には清上防風湯、十味敗毒湯、桂枝茯苓加慧苡仁、荊芥連翹湯などが使用されます。それぞれが違った働きを示すため、医師に症状の傾向を相談し、自分にあったものを選んでもらいましょう。

家庭でできるニキビ治療

思春期ニキビ

ニキビ治療は家庭でもできます。いろいろな
ニキビのための商品を試すのもいいですが、顔に塗るものですので注意が必要になってきます。

つけすぎてしまうと皮脂が過剰分泌され、逆に肌の状態を悪化させてしまったりなかなか治らなくなったりします。

もしニキビ治療でいろいろなことを試してもなかなか治らないと思う場合は、朝、顔の脂を水でとったあとはなにもつけないことをおすすめします。そうすると本来の自然治癒力が発揮され、肌の状態もよくなっていきます。

また、肌にいいとされる食事を摂取することで改善される場合もありますので、食生活も見直してみましょう。なお、思春期に見られるニキビは成長するごとに自然に治っていきますので、そこまで深刻にはなりません。

成人してからのニキビのほうが厄介ですので、肌は若いうちから清潔になるべく健やかに保っていく努力も必要となります。なにもつけなくてもひどくなっていくようでしたら、皮膚科に行って相談してみましょう。